平成28年度プログラム全体実施計画

平成28年度 地(知)の拠点中山間地域島しょ部領域版

 主要プログラム全体計画 


 《1.地域志向型教育の実践》    
  地域体験授業 を基本としたPBLによる『教養ゼミ(必須科目)』、地域で活躍する地域人材を招聘する『特別講座(選択・座学)』、地域の優れた取り組みを現場で学ぶ 『地域志向インターンシップ(選択・フィールド学習)』など、COC関連科目(選択科目)を行政・地域とともに継続して実施する。
 

『教養ゼミ』計画
 A.連携自治体・地域が抱えている人材育成等の課題をアンケートや聞き取り調査を行いながら、教養ゼミ体験学習の現地プログラムを検討し、地域・市町と共にPBLを基本とした教養ゼミ体験学習実施計画を策定する。

『教養ゼミ』実践
 B.実施計画に基づき、学生へのオリエンテーション、事前学習、現地体験授業、事後学習、発表会のプレゼンテーション準備、学生発表会の開催、及び活動報告書の作成などを計画的に実施する。

『教養ゼミ』改善
 C.実施した授業について、受講した学生、協働して授業を行った連携6市町行政・連携9地域、PBL授業を直接担当した教員との意見交換・アンケート調査を行い、授業の改革・改善につなげる。
 また、学生が発表会で提案した内容を地域や市町につなげ、地方創生の一助としてもらう。

 『特別講座』計画
 A.地域政策や地域経済で優れた取り組みを行っている地域・行政・企業から聞き取り調査を行い、招聘講師を選任する。講義内容について相互に意見を出し合い、授業の実施計画を策定する。また、公開講座として一般市民への情報提供を進める。

『特別講座』実践
 B.実施計画に基づき、学生へのオリエンテーションを行い、講師と授業の詳細な打合せを行いながら計画的に講義を実施する。

『インターンシップ』計画
 A.連携自治体・連携地域と学生の意向を把握し、これらをマッチングしながら、インターンシップ受入地域との調整を重ね、場所・日程・内容・地域・市町指導者・地域別参加学生、学生の活動報告方法等からなる授業の実施計画を策定する。

『インターンシップ』実践
 B.実施計画に基づき、受入市町・地域・学生との詳細な調整を行うと共に、学生が主体的にインターンシップ研修内容に関わりながら、リスク管理も含めて計画的にインタ-ンシップを実施する。

『インターンシップ』改善
 C.参加した学生からの報告書や学生の声、受入を行った市町・地域の意見・反省点などを調査とりまとめ、地域志向インタ-ンシップの仕組みの改善を行う。

『円卓フォーラム』計画
 A.円卓フォーラムは、市町・地域と学生・大学の連携や取組を年々強化するための情報共有・改善の場である。大学の自己点検や機能的な外部評価として位置づけ、COC事業のオープンな改善の仕組みとして機能させる。
 円卓フォーラムの開催には、地域・市町・学生・大学が主体的なつながりを創る地域志向型教育の実践、地方創生に貢献する人材育成、地域連携などに関する総合的なアンケート調査を実施する。これを取りまとめる中で地域・市町・学生と共に開催計画を策定する。

『円卓フォーラム』実践・評価・改善
 B.事前に議論した開催計画に基づき円卓フォーラムを開催する。議論の中核は①市町・地域と学生・大学の連携のあり方や取組を年々強化するための情報共 有と改善、②大学のCOC自己点検と機能的な外部評価としてオープンなCOC事業の改善とする。また、大学間連携を進めるため、県内のCOC+参画校の参 加の下、共通の議論を行う。

 《2.特別活動》地域貢献

  県や市町の行政・議会・商工団体・住民組織や関係学会等の要請に応じて、地域活性化、地方創生等に関するワークショップ・会議・報告会を開催する。これらの活動はCOCに関する連携促進の場とし、さらなる地域貢献活動につなげる。

《3.研究活動》

 連携地域・市町の要望に基づく広島大学地域連携推進事業を実施し、研究成果の活用・普及を行うべく、関係者で協議を進める。地域志向教育研究事業を実施し、地域の課題解決につなげる提案を行う。

《4.学内体制》

 COC活動の「PDCAサイクル」を実践し、総合的なCOCマネジメントを的確に行うため、関係幹部で構成するCOC-WG、教務委員会、教養ゼミ等COC科目担当教員会議などを随時開催する。

《5.自己診断、外部評価、分析、公表》 

 実施する活動 について、学生アンケート、教員アンケート、地域アンケート、市町アンケートをもとに自己診断を行う。円卓フォーラム等では、学生や地域・市町の声を踏ま えて総合的な外部評価を行う。各種アンケート調査の結果は、分析してCOC-HPで公表するとともに、次年度の改善につなげる。COC関連科目のシラバス にも反映させるとともに、特に、教員へのフィードバックを行う。

《6.マニュアル化》

 地域志向型教育の箇所で、教養ゼミ、インターンシップの計画・運営・評価については、マニュアル作りに着手する。このマニュアルには、コスト計算の仕方を含める。COC終了後にも持続して実施できるようにする。

《7.連携強化》

 連携地域・市町との関係性を一層高め、関係機関からの人的・物的支援がさらに得られ、継続的に地域志向教育等が展開できるように、様々な連携活動を展開する。

 

プログラム  月別実施計画    

4月
・COC-WG、教務委員会、担当教員会議を開催し、本年度のCOC教育カリキュラムの検討・調整を行う。
・教養ゼミ、特別講座(地域講師)、インターンシップ等の教育カリキュラムを開講する。
・授業別に受講する学生に、COCカリキュラムのガイダンスを実施する。
・特別講座兼セミナーを開催し、COCの目的・活動・成果等について授業を行う。
・教養ゼミの実施計画・地域別プログラムの具体的調整を行い、地域・市町と協働して実施計画を策定する。
・特別講座のプログラムの具体的調整を行い、地域・企業・行政等の講師と協働して実施計画を策定する。

 4月~6月
・特別講座実施計画に基づき、全学を対象に7回の講義(講師13名:受講者400名)を実施する。
5月~7月
・教養ゼミ体験授業実施計画に基づき、9回の体験授業(各土日の1日)を実施する。この期間中に、地域事前学習、事後学習、プレゼンテーションプランの策定などの授業を並行して実施する。
・また学生に対して、体験授業等のアンケート調査を行い、次年度の改善につなげる分析を行う。

6月~7月
・COCの地域志向インターンシップの具体的調整を行い、地域・市町・企業等と協働して実施計画を策定する。
・インターンシップ実施計画に基づき、学生へのガイダンス・事前学習を行う。

7月
・教養ゼミ体験授業の発表会を2回行い、学生が発表し、プレゼンテーションや地域への提案内容について相互評価を行う。

8月~9月
・中山間地域・島しょ部連携(地域志向)インターンシップ実施計画に基づき、9連携地域5市町でインターンシップを実施する。
・学生は、インターンシップ報告書を作成し、大学と地域・市町が内容を共有するとともに、内容を分析して次年度の改善につなげる。
・インターンシップ実施地域の要請に応じて、地域振興・地方創生などを課題とした地域・市町・学生(研修生)によるワークショップを開催する。

10月
・教養ゼミやCOCの地域・市町と大学の連携等について、授業担当教員にアンケートを実施し、次年度の改善につなげる。

11月~12月
・COC連携地域、連携市町に対して、COC活動の評価アンケートを実施する。
・連携地域、連携市町を全て訪問し、COC活動の評価やCOCへの要望などを聞き取り、連携地域の声として整理する。

11月~1月
・円卓フォーラム(中山間地域・島しょ部)の具体的調整を行い、地域・市町・企業・学生等と協働して、実施計画を策定する。

10月~2月
・連携地域や市町の要請に対応して、収穫等の現地体験学習やワークショップを計画し、少しでも地域に貢献する活動を展開する。学生には、正規の科目以外にも地域志向型教育の機会を提供する。

1月
・円卓フォーラム実施計画に基づき、地域・市町・企業・学生・大学で「地方創生」等をテーマにした円卓フォーラムを開催する。
・円卓フォーラムは2部構成として実施し、1部は学生を中心に地域・市町・大学が参画する形で自己点検・評価を行い、2部は連携地域・市町を中心に学生・大学が参画する形でで自己点検・評価を行う。
・また、大学間連携を進めるため、県内のCOC+参画校とも議論を行う。

2月
・円卓フォーラムの議論、COC活動に対する学生アンケート、教員アンケート、地域アンケート、市町アンケートを総合的にとりまとめ、COC-HPで公表する。

1月~3月
・連携地域、連携地域等を全て訪問し、次年度のCOCプラグラム(教養ゼミ、特別講座、インターンシップ等)について、実施計画の事前検討を行い、プログラムの改善を通じてシラバスに反映する。

4月~3月
・必要に応じて随時、COC-WG、教務委員会、担当教員会議を開催し、情報の共有とCOCプログラムの仕組みの改善を行う。

5月~3月
・COC活動の取り組み実績を随時とりまとめ、COC-HPに公表する。
・この公表内容は、年度成果報告書として活用できるレベルのものとする。
・HPを基に年度成果報告書の作成を行う。

4月~3月
・地域・市町の要望に基づく広島大学地域連携推進事業を実施し、研究成果の活用・普及を行うべく、関係者で協議を進める。

8月~3月
・地域志向教育研究事業を実施し、地域の課題解決につなげる提案を行う。

 

28年度実施状況

 

 

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