平成25年度に文部科学省地(知)の拠点大学による地方創生推進事業に採択された、広島大学の「平和共存社会を育むひろしまイニシアティブ拠点」は、①平和発信、②障がい者支援、③中山間地域・島しょ部対策〈条件不利地域対策〉、の3つの領域から成っています。生物生産学部は、中山間地域・島しょ部対策領域について、その教育・研究活動の役割を担ってまいりました。
4年半にわたる教育プロジェクトを終えるにあたり、この間に得た成果を確認し、それを踏まえた地域志向型のカリキュラムのさらなる発展に向けて、報告書をまとめました。
内容は4つの部分からなっています。第1は、中山間地域・島しょ部対策領域の目的、期待した成果について示し、この4年半の活動の推移ついて述べます。第2に、体験学習を出発点とした地域志向型カリキュラムの実践とその体系化について述べます。第3に、地域志向教育から広がる成果について、実施したアンケートをもとに説明します。第4に、地域と大学が作る地域志向型教育の成果と課題について述べます。
総合報告に基づく暫定的内容ですが、こちらをご覧ください。