平成29年度中山間地域島しょ部連携インターンシップ
トムミルクファーム(第2回)
東広島市豊栄トムミルクファームにおいて、生物生産学部の3名の学生が9月7日~9月11日の4泊5日にインターンシップ研修を行いました。
この研修の様子は、9月8日の中国新聞に掲載されました。
第2回目も、3名の学生が「牧場フィールド作業(1次産業)、乳製品加工の手伝い(2次産業)、まきばカフェでの販売(3次産業)の仕事を、学生が実地に学びました。また、地元での6次産業ネットワーク「心のふるさと県央協議会」事務局をトムミルクファームが担っており、地域の中の6次産業や商工会と連携した農商工連携の活動も学びました。
月日(曜日) | 作業・研修名 | 左 の 内 容 |
9月7日(木) | 牛乳の加熱殺菌・パック詰め | 午前中は牛乳の殺菌時の温度保持のためのお湯運びや器具の |
お店の掃除 | 清掃をした。午後からは、牛乳の瓶詰め、パック詰めをして | |
配送する商品の箱詰めをした。その後、店内の清掃をした。 | ||
9月8日(金) | 搾乳補助 | 6時から搾乳見学。乳頭の消毒や搾乳後の搾乳室の清掃をした。 |
床掃除 | その後は、ヤギ、羊、豚の床掃除で糞尿を取り除き、ハエの発 | |
生を予防した。子牛に哺乳し、17時から搾乳の補助をした。 | ||
9月9日(土) | 東広島運動公園にて販売 | バスケの試合での販売用商品や冷凍・冷蔵庫を車に乗せた。 |
3人で担当を振り分け、ジェラートの販売をした。販売後は | ||
在庫確認を行い、後片付けや冷凍庫の清掃をした。 | ||
9月10日(日) | バター作りのツアー補助 | お客様のバター作りの補助を行った。牧場見学では、お客様に |
餌作り | 同伴して社長さんの牧場についてのお話を聞き、お客様とお話 | |
皿洗い、在庫確認 | しした。餌作り、餌の補充のほか、皿洗い、在庫確認をした。 | |
9月11日(月) | ジビエ肉のミンチ作り | 鹿・猪肉をミンチ、粗挽き肉にした。地鎮祭用のしめ縄を作り、 |
地鎮祭、感謝祭 | 地鎮祭、感謝祭に参加させていただいた。また、社長さんの | |
セントルマルシェ計画 | セントルマルシェの会場下見や話し合いに同行した。 |
研修した学生の感想
地域の方は地元をもっと知ってもらいたいという気持ちであふれていることである。実際に沖社長や社員の方、商工会の方々とお話をした際、「県央に足を運んでほしい」、「素晴らしい景色も見てほしい」とみなさんがおっしゃっていた。ご自身の経営を大きくしたいがために活動するのではなく、地域を知ってもらいたいという地元愛のある想いに感動した。 私の地元も県央のような地域であり、自身の地域の活動と重なる部分があった。大好きな地元を多くの人に知ってもらいたい気持ちが十分理解できる。そのため、私にできることがあれば手伝いたいと思った。広島でやりたいことがまた1つ増えた研修となった。 |
トムミルクファームだけでなく、その周りの企業の方とも連携して東広島市を盛り上げたいと聞き、何か広島大学と今よりも連携して東広島市全体を栄えさせることは出来ないのかなと感じました。 地域の方と触れ、一緒にインターンシップに行った先輩と関わることで自分がまだまだ考えが浅く、理想だけでなく現実的に物事を解決していく力が足りていないことを身をもって実感しました。広島大学でこれから学ばないといけない課題が多いなと感じました。本当に実際に現場に入り経験することは私にとっては大変大きな経験になったと感じました。 |
挨拶回りのなかでとくに Centre Marche の会場付近を視察したが自然にあふれ広大な風景でゆったりとした時間が流れる魅力的な空間であった。ぜひ多くの人々に見てもらいたい。またリンゴ園にあいさつに行ったときに、「沖さんのところにはよくリンゴを食べてもらっているから…」と地域のつながりを感じさせる会話も聞こえてきた。やはり地域が一丸となりお互いのことを思いやりながらでないと地域を元気にすることは難しい。今後、大学・企業と連携していくことになったら、説明をよりに丁寧に行うことでスムーズにすすめられるのではないか。 |