インターンシップの概要
道の駅ゆめランド布野では、8月26日~31日の5泊6日にわたってインターンシップを受け入れていただきました。参加した学生は、生物生産学部の1年生3名です。
インターンシップをおこなう上での地元との調整やスケジュールづくりは、三次市役所や布野支所の方がおこないました。学生の研修を受入れてくださったのは、道の駅ゆめランド布野、大前農園の方々です。様々な立場の方々が、学生を受入れてくださり、日々の活動に必要なサポートをしていただきました。
主な研修内容は、道の駅にあるバイキングや直売所、アイスクリーム売り場の接客、大前農園でのイチゴの葉欠き作業、三次市と布野町の観光資源の見学などです。
宿泊先は布野町にある農家民宿「きこりの家」に泊めていただきました。研修の後は、民宿を経営しているご夫婦と夕食づくりや色々なお話しをしたようです。
インターンシップ最終日前日の夜は、インターンシップを受け入れてくださった方々による歓迎会兼慰労会を開いていただきました。三次市や布野町の食材を使った様々な料理をいただきながら、地域の方々と交流を深めることができました。
実習の内容
学生は、道の駅ゆめランド布野にて以下のようなスケジュールで実習をおこないました。
8/26(水) | ・ゆめランド布野従業員、関係者の方々との挨拶 ・道の駅の案内と研修内容の説明 ・三次市観光(ダチョウの飼育場、アヤメの釣り堀、フルーツランド、 島根県との県境) |
8/27(木) | ・大前農園にてイチゴの葉欠き作業(ビニールハウス1棟分) ・玉ねぎやアスパラガスの出荷作業のお手伝い |
8/28(金) | ・バイキングのホールスタッフ体験 |
8/29(土) | ・バイキングの厨房スタッフ体験 |
8/30(日) | ・道の駅でお餅づくり ・道の駅トレッタで開催されたイベント見学 ・三次ワイナリーの見学 ・バイキングのホールスタッフ体験 ・インターンシップ受入側関係者による慰労会 |
8/31(月) | ・道の駅アイスクリーム売り場の接客体験 |
学生の研修報告
・生物生産学部1年生
インターンシップに参加し、中山間地域の魅力やそこで生活する人々の喜びや苦労を知りたいと思った。また、「働く」ということを実際に体験してみたいと考え参加した。研修を通じて、地域の方が様々な苦労や失敗をしながら、よりよくしていこうと工夫をしていることがわかった。大前農園では、水のあげかたによって病気がイチゴに蔓延しやすくなるため、水を含むシートの上に苗をおいている。道の駅ゆめランド布野では、お客様に何度も来ていただけるようなバイキングにするために日々新たな料理を検討していた。また、団体客がスムーズにバイキングを楽しめるように提供方法を検討するなどしていた。そのような姿をみながら、失敗したら次は成功に近づくように自分で考えてやってみることや、今の状況に満足せずに挑戦することが大切だと感じた。
・生物生産学部1年生
道の駅ゆめランド布野でインターンシップを希望したのは、販売や接客、農作業など様々な活動を体験させていただけるからである。研修を通じて、農家の仕事の大変さ、経験から工夫を重ねていくこと、働くことの大変さと楽しさを知ることができた。大前農園では、イチゴ栽培の水のあげ方に工夫をして葉から葉に病気が移るのを防ぐようにしていた。道の駅ゆめランド布野では、高齢者の方のためにバイキングの料理をバランスよくつめたお弁当を家に届けるサービスを始めようと準備をしていた。また、直売所では、職員の方が台の上に乗りきらない商品が、車いすを使うお客様の邪魔になるため、すぐに移動するよう心掛けていた。アイス屋さんでは、生乳からアイスを製造しているため、衛生面にとても気を使っていた。ここで働いている方たちが、色々なことに配慮しながら仕事をしていることを知ることができた。
また、布野の方たちは、客様とのやり取りや、私たちへの対応の仕方がとても親切であった。私たちには、明るく話しかけてくださり、差し入れや歓迎会まで開いてくださった。布野の方たちの温かさを感じる6日間であった。インターンシップを受入れてくださった感謝を忘れず、何かの形で道の駅ゆめランド布野に関わっていきたい。
・生物生産学部1年生
インターンシップに参加したのは、夏休みを利用して色々なことに挑戦してみようとおもったからである。道の駅ゆめランド布野を希望した理由は、体験内容が最も豊富で充実しているからだ。
インターンシップを通じて強く感じたのは、三次の方たちの温かさであった。どこへ行っても、みなさんが気さくに接してくださり、すぐに環境になれることができた。また、道の駅ゆめランド布野では、初めての取組みとして団体客用に2階でバイキングをおこなった。インターンシップに来た私たちに、こうした初めての取組みのホールスタッフを任せてくださり、とてもうれしく思った。6日間の体験で、三次の方々がとても優しい方たちであると感じた。人とのつながりや優しさを感じられる三次の魅力を、もっと発信できたらいいと思う。