27地域志向インターンシップ 呉市豊町大長

 
1.インターンシップの概要

 大亀農園は、呉市豊町大長で柑橘を中心に栽培をし、観光農園もおこなっています。経営者の大亀さんは、地域を盛り上げる活動も積極的におこなっており、インターンシップでは農作業体験だけでなく地域の行事やお祭りにも参加させていただきました。

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OLYMPUS DIGITAL CAMERA インターンシップは、9月21日から9月26日までの5泊6日のあいだ受入れていただき、宿泊もさせていただきました。参加した学生は、生物生産学部の2年生1名です。参加した学生は、しっかりメモをとりながら研修を受け、色々なことを学ばせていただいたようです。

2.研修のスケジュール

日にち

研修内容

9/21(月)

・奥様と夕食の準備

・大亀さん夫妻、娘さんご家族と夕食をとりながら交流

9/22(火)

・イチゴの苗植え作業

9/23(水)

・御手洗休憩所豊町観光協会でお手伝い

・御手洗にある乙女座(元映画館)で開かれたジャズコンサートのお手伝い

 来場者のカウントやミカンジュースの販売など

9/24(木)

・ブルーベリージャムづくり

・植物の生理学についての講義

・ケーブルテレビの番組試写会に参加

・とびしま街道地域おこし協力隊の方と意見交換

9/25(金)

・みかんの古い枝や秋芽、小さい実を切り落とす作業

・翌日開催されるやぐら祭りの準備の手伝い

9/26(土)

・やぐらの担ぎ手さん用の昼食の準備手伝い

・お祭りの見学、やぐらの担ぎ手も体験

・地域の方々と打ち上げをしながら交流

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3.学生の感想

・生物生産学部2年生

 教養ゼミ体験学習や中山間地域・島しょ部連携特別講座を受けて、地域おこしに興味をもつようになった。地域振興や地域おこしに関連する本を読み、インターネットで調べてみたが、どのようなことが必要なのか、何が自分にできるのか、など具体的なイメージがわいてこなかった。そこで、インターンシップに参加して中山間地域・島しょ部で生活する方たちと交流し、農作業や地域のお祭りなどを体験することで地域振興や地域おこしについて自分なりの考えをもてるようになりたいと思った。

インタ大長 研修では、イチゴやみかん栽培に関する農作業をし、植物がどのようにすればよく育つのかについて専門的なお話しを伺った。また、自分で作った生産物を使った加工品づくりや地域の伝統行事であるやぐら祭りについてなど様々なお話しをお伺いし、活動をさせていただいた。地域おこし協力隊の方と意見交換ができたことも大きな収穫であった。

 研修を通じて、中山間地域や島しょ部の条件不利性を抱えた地域が活性化するために、大学生の自分なら何ができるか、考えるようになった。まず、目標としたいのは、大学生と地域をつなぐことである。具体的には、収穫期などの忙しい時期に学生ボランティアの募集、大学の音楽サークルなどに乙女座でコンサートの開催を呼びかける、サークルの合宿やイベントを大長でしてもらえるよう企画を立てる、などである。インターンシップに行く前は何ができるか漠然としていたが、実際に地域に来てみて地域の方と交流するなかで、今の自分にできそうなことがイメージできるようになった。