27特別講座 (株)あじかん

食品の製造・販売ひとすじに

すし
人事総務部人材開発担当課長 山口英明 氏
味堪(広州)餐飲有限公司 桂 英 氏
研究開発センター開発部 原口智彰 氏
研究開発センター開発部 村上宗幸 氏

<平成27年5月27日 16:50-17:20 生物生産学部C201 >

あじかん1 (株)あじかんは、業務用食材メーカー。主力として、卵焼き、味付けかんぴょう、風味カマボコ(カニカマ)などを作っています。直接消費者にではなく、小売業・外食チェーン店などに卸していますが、寿司用具材では全国トップクラスの会社です。

 卵焼き工場は完全機械化、毎日卵70~80万個を消費します。他製品も機械化を推し進めてきた中、長期戦略としては、ブランド価値の向上、継続的な需要創造、グローバル展開をめざしています。日本国内では巻寿司・ちらし寿司を食べる機会を広げる活動を展開。

 他方、中国に事業展開。2002年に工場進出。市場としても、日本の食文化と健康食を中国に広め、あじかんブランドを普及させようと、現在、広州で、富裕層、中間層をターゲットに、アンテナショップやイベントにより、巻寿司、ちらし寿司の普及に力を入れています。

 新技術の研究開発にも力を入れ、卵焼きの特許製法を獲得。また、伝統野菜、低脂質・高食物繊維のごぼうに着目、ごぼう茶を開発、広島大学との8年間の共同研究で、ごぼうの高い健康効果を実証。「ごぼうならあじかん」を目指しています。

 IMG_0004講義の中で、学生は4種類の卵焼きを試食、3種類のゴボウ茶を試飲。差別化への努力により、違いが生まれることを、味あわせていただきました。