世羅幸水農園体験学習
( 清水ゼミ )
担当ゼミ責任者 清水典明
地(知)の拠点担当教員 大泉賢吾・細野賢治・山尾政博
広島大学生物生産学部1年生の2017年度教養ゼミ体験学習が5月20日から始まりました。5月20日は、10クラスのうち2クラス21人が世羅町に行き、世羅幸水農園と世羅大豊農園に別れて、ナシの一次摘果の体験をさせて頂きました。世羅幸水農園には、清水ゼミの学生10人が参加し、原田組合長の講義「幸水農園50年の歩みと世羅梨のブランド化」を拝聴した後、①世羅高原6次産業ネットワーク加工施設・直売所見学、②梨のジョイント仕立て視察、③黒星病対策のためのナシの一次摘果作業、を行いました。
世羅幸水農園の原田組合長によると、一つの樹に果実が多くなりすぎると栄養がそれぞれの果実に集中せず、小さくてかつ甘くないナシになってしまうため、農家さんは、まだ果実が小さい時にそれぞれの房から一番いいものを残してそれ以外を切り落とす作業を行っているといいます。これを一次摘果というのですが、この一番いい実の選択が難しいんです。一つ一つ丁寧に手作業で摘果するこの作業を体験し、また、その作業が果実生産全工程のほんの一部と聴き、学生はナシがスーパーに並ぶまでこんなに手間がかかっているのかと、とても感心していました。
世羅幸水農園の皆さま、本当にありがとうございました。