〖広島大学地(知)の拠点整備事業(COC)中山間地域島しょ部対策領域〗
大崎上島町の農業は、傾斜地における柑橘類の生産が主体ですが、高齢化や担い手不足、柑橘類の価格低迷によって、農業従事者の減少が続いてv おり、耕地面積の減少、遊休農地の拡大もみられます。
最近は、ブルーベリーなどの観光農園の入込み客の増加、レモンの産地化も進められています。さらに、温暖な気候と風土を活かした農業体験や自慢の加工品づくりができる「まるごと島体験」「家族の一員として迎える民泊」のプログラムも展開されています。
人口は減少していますが、地元の生産者も各種の特産かんきつの露地栽培だけでなく、施設ハウス栽培にも意欲的に取り組み、「農事組合法人シトラスかみじま」や「金原農園」など高級かんきつ「せとか」など新たな品種を組み込んだ経営が実践されています。
瀬戸内海を望む、シトラスかみじまのみかん園
高級かんきつ「せとか」とシトラスかみじまハウス団地
学生によるせとかの収穫