1.大長櫓(やぐら)祭りの概要
大長櫓祭りは、毎年9月の最終土曜日に宇津神社前広場を舞台に行われる秋季例祭である。宇津神社は、2100年を超える歴史をもち、櫓祭りは250年前にはすでに行われていたという。櫓の様相は、1.5m四方の台座に7枚の大布団を重ね、高さが3m近くになる。櫓の台座の上には太鼓を打つ子ども、かつぎ棒の上で掛け声をかける8人の子どもが乗り、総重量は約2tになる。
2.当日のスケジュール
時間 | 内容 | 時間 | 内容 |
8:30 10:00 10:30
11:30 12:00 | 大学発 大長着、説明 神輿準備(男性)、食事準備(女性) 神事 宮始め→宮出し→神輿 | 13:00 14:00 18:00 19:30 20:30 22:00 | ごんげん太鼓 昼まわし 宮入れ→神輿 神事 大長発 大学着 |
3.参加者の状況
学生・院生10人(生物圏科学研究科2人、生物生産学部6人、教育学部2人)教員2人
4.当日のようす
男性参加者は地元の若い男性住民と一緒に白装束に着替えて、神輿の担ぎ手となり、厳かな神事ののちに神様をお旅所まで運んだ。本来は地元の若い男性しか経験できない神事であり、参加学生にとって、大変貴重な経験となった。
また、女性参加者は広島大学のオリジナルの法被を着て、小さい櫓を担いた。地元の若い女性住民と一緒に担いで、貴重な交流機会となった。
お昼や晩の食事も大長地区の皆さんと一緒に頂いた。初めて祭りに参加する学生も多く、長い歴史を持つ大長の祭りに参加し、地域の皆さんと交流できたことは、自分たちにとって島しょ部農村の実情を理解するのに大変役に立った、と参加した学生が口々に述べていた。