特別講座として、トム・ミルクファーム沖代表によるトム・ミルクファームの畜産経営と6次産業化等への取り組み、また東広島市農林水産課の松下主査から東広島市の農畜産業と6次産業化の取り組みについて、4月27日に講義が行われました。
日時:2016年4月27日(水)14:35~16:05
場所:C201講義室
テーマ:東広島市の農畜産業と6次産業化の動向
~地域農業の中核的役割をはたす、酪農経営の視点から~
・東広島市の農畜産業と6次産業化の取り組みについて
・トム・ミルクファームの畜産経営と6次産業化等への取り組み
講師:東広島市産業部農林水産課 松下健司氏
有限会社 トムミルクファーム 代表取締役 沖正文氏
特別講座・セミナーの内容:
東広島市は、広島市の通勤圏でかつ市内にも企業が多く立地するため、農家の7割が第2種兼業農家です。農業人口の高齢化や耕作放棄地が増加するなかで、市では国の指針のもと飼料用水稲への転作などに対し様々な支援をおこなっています。
トムミルクファームは、地域の酪農家として、地域の稲作農家と連携し飼料用水稲「たちすずか」をいち早く導入し、試行錯誤を重ねながら使用量を年々拡大しています。セミナーでは、東広島市で取組まれている耕蓄連携や6次産業化について、行政と生産者の視点から報告されました。
☆学生の意見・感想・コメント
中山間地域ならではの手法で様々なことをされていると感じました。農業や酪農が法人化することで、外部からの雇用を受け入れる環境が整うので、中山間地域を活性化するカギになっていくのかなと思いました。….
沖さんの新しいことにチャレンジしていく姿が豊栄という町を元気にしているのだと強く感じました。
「飼料イネ」という言葉を初めて知った。飼料も地産地消するというアイデアは目からうろこだった。米の作り過ぎは日本のどこにでもある問題だと思うので、日本に広く飼料イネが広がればいいと思う。