大崎上島町の峠農園で2月のミカン園の作業の研修を受け、圃場実習も行った。この研修は、実習園への対応や調整、研修作業用具準備などを学生が主体的に行い、学生と農園との交流が継続的かつ十分に行える体制になってきている。
峠氏による現地説明
晩柑(みかん)の種類別の味や栽培の特質、みかん果実に現れる病気の種類と特徴(防除暦を含む)、栽培上の注意点、今回の作業であるみかんの植栽方法、みかんの堆肥の施用に対する峠氏の考え、剪定の仕方などの説明が行われた。峠氏が出品したJAみかん品評会で、賞を取ったことなどに対する技術的説明も行われた。
また、JAが毎年行っている「農業塾」は、果樹コースと野菜コースがあり、毎月1回定年後の就農希望者や現在のみかん栽培者が多数参加し、それぞれのコースの研修が行われているとの説明があった。特に、果樹コースは座学が少なく、現地実習研修が多いメニューであり、峠氏の農園も毎年実習場所になっているとのことであった。