担当理事・副学長あいさつ

ご挨拶

高田隆 広島大学理事・副学長(社会産学連携担当)

 平成29年4月より広島大学におけるCOC事業を担当することになりました理事・副学長(社会産学連携担当)の高田と申します。本事業は平成25年度に採択され、「平和共存社会を育むひろしまイニシアティブ拠点」の形成を目標に、ひろしま平和発信、中山間・島しょ部対策、障がい者支援の3領域において「ひろしまを知り、理解し、発信する」ことのできる人材の育成を通じて、地域課題の解決と活性化、平和共存社会の実現に向けた取り組みを進めてきました。

 事業最終年度である本年度は、3領域で展開した取り組みをさらに全学的な事業として展開するためのプログラムとして、新たな平和科目「ひろしま平和共生リーダー概論」を第2タームより開講いたします。また、継続的な学修プログラムとして位置づけた「ひろしま平和共生リーダー育成特定プログラム」の平成30年度の開講を計画しております。これらの教育プログラムでは、「平和」の意味を「全ての人が共生できる社会」と捉え、そのような社会の実現に向けて身近な地域で課題解決に主体的に取り組むことのできる人材:「ひろしま平和共生リーダー」の育成を目指しております。そのため、①被爆者の高齢化、被爆体験の風化が危倶される中で喫緊の課題となっている被爆体験の伝承と発信、②急速な過疎化・高齢化の進展により維持が困難になりつつある中山間地域、島しょ部等における地域社会の再生、③身体的・精神的あるいは社会的ハンディキャップを抱える人々が共生することができる社会の実現をテーマとして、基本的な地域課題を理解するとともに、課題解決に向けた基礎的な考え方・方法論を学ぶ動機付けとすることを目的としています。この教育プログラムを通して、大学・学生と地域社会のさらなる連携が深まるものと期待しております。

 最後に、これまで本COC事業をご支援いただいた教職員、地方公共団体、企業、NPO等関係者の皆様に厚く御礼申し上げますとともに、 事業の更なる飛躍を目指してのご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

平成29年4月1日