第1回地(知)の拠点円卓フォーラム2014概要

()の拠点 円卓フォーラム

中山間地域・島しょ部と広島大学

―広島県の農水産業の将来を見据えた交流と連携―

開催日時:2014年12月11日(木) 12:50―16:30
開催場所:広島大学 学士会館レセプション・ホール

 

概 要

広島大学の「地(知)の拠点整備事業(COC)」とフォーラム

 文部科学省により2013年に採択された広島大学の「平和共存社会を育むひろしまイニシアティブ拠点」は、大学が自治体を中心に地域社会と連携して、地域を志向した教育・研究・社会貢献を進めることを目的にしている。広島大学は、地域の課題解決に資する人材を育成し、情報・技術が集まる地域社会の中核的役割を担うことを目指す。具体的には、広島地域の共通課題である「ひろしまの平和発信」、「条件不利地域対策」、「障がい者支援」の三つ重点課題を設定している。

 生物生産学部では、条件不利地域領域対策を担当するにあたり、「条件不利地域」という言葉にかえて、「中山間地域・島しょ部」を用いることにした。これは、連携先の関係者や自治体からの意見を踏まえたものである。

26概要1 中山間地域・島しょ部領域対策を担当する生物生産学では、この1年3か月の活動を振り返り、「中山間地域・島しょ部と広島大学」をテーマに、広島県の農水産業の将来を見据えた広島大学と市町・地域との交流と連携について、地域・自治体・学生・大学が討論しあうフォーラムを開催することにした。

 

フォーラムのテーマと趣旨

 フォーラムは、2014年12月11日(木)、12時50分から16時45分、広島大学学士会館レセプション・ホールにて開催された。テーマは、「中山間地域・島しょ部と広島大学―広島県の農水産業の将来を見据えた交流と連携―」である。

 広島大学では、条件不利にもかかわらず、優れた活動を行っている地域住民、コミュニティ、地方自治体と強く連携し、学生に体験活動やフィールドワークを通して農山漁村の現場で起こる様々な問題を認識・学習してもらう取り組みを行っている。このフォーラムでは、広島県の農水産業の将来を見据えた広島大学と市町・地域との交流と連携について、地域・学生・大学が討論し、ここで出された評価やアイデア・知識・知恵の融合によって、今後の地(知)の拠点や中山間地域・島しょ部の姿を、共有することを目的にした。

2部構成のフォーラム

 フォーラムの第1部では、「学生と地域とのエール交換」と題して、体験学習を行った学生と、受入地域の皆さまとの間で、相互に意見や提言・苦言を交換し合い、今後の地域志向型教育のあり方を考えることにした。

 第2部は、「広島県の地(知)の拠点 円卓フォーラム」とし、受入地域・自治体・大学による交流と連携の成果をより深く討論し、地の拠点に基づく教育の進め方、協同で取り組むべき地域農林水産業の課題、大学を媒介にした地域間連携と交流のシステムづくり、などを話しあうのを目的とした。

フォーラムの参加者

 フォーラムには、地域体験に参加した生物生産学部1年生104人、受入地域7か所から12人、関係自治体(県庁含む)14人、その他自治体3か所から5人、他大学8人、一般等(報道・一般)4人、TA及び教務補佐員11人、本学教職員20人、合計178人が参加した。

I 開会式

生物生産学部長植松一眞教授の開会挨拶

開会式では、生物生産学部長植松一眞教授が地域及び自治体からの参加者に対し、感謝の意を表し、地(知)の拠点整備事業に取り組む意義について述べた。

26概要2農学系である生物生産学部の教育は、やや理論に偏っており、地域の農林水産業の実情等について学生は周知していない。今回、初めて1年生から中山間地の現場に出て勉強する機会を作ることになった。生物生産学部が担当する分野には、「条件不利地域対策」という名称がつけられていたが、高齢化・過疎化が進む中でも頑張っている地域の方々に失礼だと考え、「中山間地域・島しょ部対策」と名称を変更したとの説明があった。これらの地域で学生は農水産業の実状を学ぶことができた。植松学部長は、本フォーラムをこれまでの活動の総括および今後に向けての意見交換の場とし、今後の事業発展に努めていきたいと述べ、挨拶を締めくくった。

藤本副理事の挨拶

 広島大学では地域連携・社会連携に関するさまざまな活動に取り組んでいる。藤本副理事は、広大はグローバル化に対応した研究教育体制を強化する一方、地(知)の拠点整備事業を足掛かりに地域志向型の教育にも力を入れていることを説明した。

 

()の拠点円卓フォーラム プログラム

〇開会あいさつ                      生物生産学部長        植松一眞教授                                  

                                             広島大学              藤本副理事の挨拶

 〇第1部:学生と地域とのエール交換 13:00~14:20

司会 加藤愛(博士課程前期2年)

1)地域との連携を模索した体験学習:経過報告          
2)学生代表教養ゼミグループの活動報告・意見・提言など
    (体験学習発表会の学生相互評価が高かった3ゼミ)
3)受け入れ地域のメッセージ・提言・苦言など
   安芸太田町 いにぴちゅ会・会長 河野司氏 
   大崎上島町 シトラスかみじま・組合長理事 金原邦也氏 
   世羅町 世羅幸水農園・組合長理事 原田修氏
4)討議

〇地の拠点連携地域への感謝状贈呈

〇第2部:(広島)地の拠点 円卓フォーラム 14:35~16:25

受け入れ地域・自治体・大学による交流と連携の成果
   司会 細野賢治(准教授)

1)体験学習についての学生アンケート調査結果の紹介
2)受け入れ地域の声紹介
3)コーディネーターの立場から
3)討議
4)まとめ

 〇閉会の挨拶 生物生産学部 教授  山尾政博

 

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