平成26年度秋冬体験学習 安芸太田町井仁地区

安芸太田町 井仁棚田での収穫体験と地域交流

H26井仁2  平成26年10月5日、安芸太田町井仁地区にて秋の体験学習を開催しました。同地では、初夏の頃、畑地の耕作とサツマイモ苗の植え付けなどを体験しましたが、秋は、稲の刈り取り作業、サツマイモの収穫、棚田と周囲の鳥獣害対策場所での研修を行いました。生物生産学部の1年生7人、タイ・カセサート大学からの留学生9人、これに学部3、4年の有志と大学院生(留学生含む)5人と教員が加わっての体験会でした。本来ならこの日は、井仁地区のイニピチュ会が主催する「棚田体験会」の日でしたが、あいにくの天候のため、一般の参加者は少なく、広大生と同会に集まる地域住民の皆さんが中心でした。

 H26井仁4「棚田体験会」のために広大生が準備したオリエンテーリングを楽しみながら、春の田植え作業で植えつけた稲の収穫作業を行いました。サツマイモの収穫と続き、結構な作業量でした。昼食はこの地区でとれた山菜や野菜をふんだんに使った豚汁や漬物など、それに何と言っても棚田米のおにぎりが最高でした。食べながら、一般参加者や地域住民との交流を行いました。

 

  午後は、井仁地区の“地域資源”の観察。棚田や山林際を案内してもらい、植物や昆虫などの観察とともに、鳥獣害被害の様子をお伺いしました。“守るべき資源”、この言葉の意味の重さを参加学生は感じていたようです。イニピチュ会及び地区住民の皆様、ありがとうございました。H26 井仁さつま

 <地(知)の拠点 体験学習参加学生(TA)の声・感想> 

 何度も参加している体験会ですが、今回新たに発見がありました。それは、各家庭や人によって刈った稲を藁で縛る方法が異なるということです。それぞれがよりスムーズ且つ頑丈に縛る方法を工夫していて、井仁の人々の知恵や歴史・文化に触れることができて、とても楽しく勉強になりました。(参加TA)