円卓フォーラム「地域と学生がつくる地域志向型教育」を12月7日(木)に開催します。皆様ご参加ください。

地(知)の拠点中山間地域島しょ部領域の第4回円卓フォーラムを開催致します。皆様是非ご参加ください。

第4回円卓フォーラム
地域と学生がつくる地域志向型教育
~農学系フィールド教育がめざすもの~

■日時:平成29年12月7日(木) 12:50~16:05
■場所:広島大学東広島キャンパス 学士会館レセプションホール
■主催:広島大学 生物生産学部 生物圏科学研究科
■共催:一般社団法人国立大学協会
■フォーラムの内容   
  第1部:第1部:地域と農学フィールド教育
      ・活動の概要と成果、 学生の視点から、受入地域の視点から、教員の視点から
   第2部:地方創生を支える人材育成プログラム
      ・ 市町、地域、学生、教職員による円卓フォーラム
 パネル展示・情報交換会もあります。 


第4回円卓フォーラムの趣旨

1.COC活動の成果
 広島大学は、平成25年度より「平和共存社会を育むひろしまイニシアティブ拠点」を目指して、地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC)の活動を行ってきました。農学系教育を担当する生物生産学部は、広島県の重要な地域課題になっている「中山間地域・島しょ部領域対策」に取り組んでいます。
中山間地域・島しょ部対策領域では、農山漁村地域の強みを活かし、地方創生のための努力をしている地域・市町と連携しながら、食料生産・資源・環境・生態を学ぶ学生を対象に、地域社会で活躍できる人材を育成することを目的にしています。この活動を通して、学生は中山間地域島しょ部の状況に関心を高め、農林水産業、食品産業、食料資源や環境に興味を深めています。
高学年の学生は自身の調査研究の内容に反映させていることが確認されます。TAとして参加する院生や学生にとっても、地域での活動は有用です。教員は、地域志向型教育の効果を認め、地域・市町が直面する課題を深く理解するようになっています。教員の専門性を生かした知識・技術を地域・市町に提供する動きが広がり、研究としても発展させつつあることが確認されています。

2.共同拠点活動の成果
本学部は、平成21年度より始まった「教育関係共同利用拠点」として認定を受け、「食料の生産環境と食の安全に配慮した循環型酪農教育拠点」、「瀬戸内海における里海フィールド科学教育の新展開」、「瀬戸内海における洋上里海教育のための共同利用拠点」の活動を行っています。この活動では、県内外にある関係大学・学部から学生が参加し、広島大学の学生とともに、フィールド教育の真髄を学習しています。
広島大学が有する附属施設を活用した独自のフィールド教育へと展開させることで、学習へのインセンティブを高めています。

3.第4回円卓フォーラムが目指すもの
 中山間地域・島しょ部対策領域では、毎年、地域・学生・教職員が一同に会して円卓フォーラムを開催しています。今回は、最終年度を迎えたCOC活動の成果をまとめるとともに、近隣の大学と協力して実施している共同利用拠点教育の経験も踏まえて、地方創生に貢献できる人材をどのように育成するかを考えます。
具体的には次の3つの課題です。
1)最終年度を迎えたCOC活動の成果や課題を、連携市町、地域の皆様、学生、教職員がそれぞれの視点と立場から評価する。
 2)共同拠点活動の成果も踏まえて、地域の支援・協力を得て実施する体験型教育の充実をはかり、農学系フィールド教育の充実をはかる。
3)農水産業が立地する地域社会に対する学生の興味関心をさらに高めるために、COCが目指した地域貢献・社会貢献という視点を教育に取り入れるためのカリキュラムとプログラムの充実に向けて提言を行う。

4.COC後の持続的活動に向けて
 2018年3月に終了するCOC活動後も、農学系フィールド教育は、地域社会のご協力とご支援によって進めてまいります。第4回円卓フォーラムは、これまでのCOCの中山間地域・島しょ部対策領域の活動の、終了時の自己評価、及び外部評価の場でもあります。COC終了後も、ここでいただく評価を反映させた活動を、引き続き行っていく所存です。


第4回円卓フォーラム 出席申し込み書

 

会場:レセプションホール位置図PDF キャンパスマップ